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2024年3月30日 5時01分 イスラエル
シリアのアサド政権は北部アレッポでイスラエル軍の空爆があり多数の死傷者が出たとする声明を発表しました。イスラエル軍は関与について明らかにしていませんが、死者の数は30人以上という情報もあり、戦闘の拡大が懸念されます。
シリア国防省は29日、「イスラエルがアレッポ郊外の複数の場所を空爆し、民間人と兵士が多数死傷した」とする声明を発表しました。
シリアの情報を集めているシリア人権監視団によりますと少なくとも36人のシリア軍の兵士が死亡し、「シリア領内でイスラエルが行った一度の攻撃による政権軍の死者数としては過去最多だ」としています。
また空爆されたのはハマスと連帯する隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの武器庫だとしていて、ロイター通信は、治安関係者の話として、死者にはヒズボラの戦闘員5人が含まれていると伝えています。
一方、イスラエル軍はNHKの取材に対して「ノーコメント」として、関与の有無について言及を避けました。
イスラエルの北部では、イスラエル軍とヒズボラの衝突が続いていて、戦闘の拡大が懸念されます。