今日も朝からコインランドリーへ
梅雨には早いが田植えも始まって雨も農家には恵み
出入口のドアに手書きの貼り紙
『ツバメが巣を作りますのでドアーはあとぜきをお願いします。〜店主〜』
田舎生活ならではの風景だ
私が父を介護出来るのも妻のおかげ
最近、父の顔に赤いプツプツを発見
「顔に小さくて赤いプツプツがあるんだよね。ちょっと見てくれる?」
「ふうん、どれどれ?」
「痒いのかどうかも分からないんだよね。聞くと「はい」って言うし」
「お腹とかには無い?」
「顔と手の一部くらいかな?体はキレイだし。ダニとかかな?」
「違うと思うわ。掻いてないから痒みはないようね。気になるなら皮膚科に行く事ね」
「うん、分かった。軟膏でも塗ってみよかな」
「それで様子みたら?。大丈夫よ。出る時はバーっと出るから」
「そ、そうなんだ。ありがとう」
私が父を介護出来るのも妻のおかげ
他にも数社提案してもらったが、休みや就業時間に難あり
「そう考えると病院が良く思えてきました」
「条件は良いほうだと思いますよ。面接を受けてみますか?」
「例えば面接を受けてもこちらから断る事も出来るんですか?」
「もちろんです」
「じゃあ面接を受けます」
「分かりました。電話を入れますね」
(求人はずっと出てたけど、まだ採用してないんだな)
「電話を入れておきました。既に四人ほど書類が出ているそうですが了解して頂けました。書類選考の後、面接になるそうです。紹介票を出しますから履歴書を添えて送付されて下さいね」
「介護で持ってる資格は役に立ちますかね」
「そこは大きいですよ。志望動機で必ずアピールして下さい」
「そんなふうに書いてみます」
「早いほうがいいですよ。近いから直接持って行く手があります。頑張ってみてください」
「土日が休みだから月曜日ですね。直接持って行きます」
採用は一名のみ
さて、どうなりますか
「○○病院というのがあります」
仕事内容はリハビリスタッフの補助とある
「私もそこも検討したところです。他の所より少し賃金が、、(安くて)、、」
「パートですが土日祝日が休みで昇給、賞与があります」
「中国人の所は?」
「昇給も賞与もありません」
「病院だと仕事次第で上がる可能性がありますね」
「そうです」
中国人の会社
やめとくか
〜つづく〜
「○○会社はどうですか?」
相談員が手元に出力したプリントを私に差し出した
「私もそこは最後まで考えた会社の一つです」
「パートですが、厚生面もしっかりしています」
「やはり健康保険とかはちゃんとした会社が良いかも知れませんね」
「ここの経営者は中国人です。仕事はクルマの部品をくるんで出荷するんですよ。以前女性の面接を紹介しましたが、少し重い部品もあるから女性には大変かも、と言われました。そこまで考えてもらえる会社です。ただ、もしかしたら中国と日本は文化も違いますから何かしらの問題があるかも、です」
「ああ、クルマというのは中古車で、それを分解して拭きあげて中国に輸出するんですね」
「そうだと思います」
中国人か
そんなことを考えていると相談員はもう一枚の求人票を出してきた
〜つづく〜