久しぶりに特別な用事もないのに化粧をした。
体調を崩してからは、朝のタスクを少しでも少なくするためにメイクをやめた。
メイクをするよりも、朝無事に出勤することの方を優先したから。
化粧というのは武装である。
女性として生きてる以上、お洒落をすることは武装である。
お洒落をすることで、自分を価値付けることができる。
人並みの顔面でもお洒落をするだけで、可愛くなる。
可愛いというのは大きな武器。
素っぴんで歩いているときより、
メイクをしたときの方が強い。
自信をもって生きていられる。
いま私は何かにつけて自信がない。
自信がないのに丸腰ではどうにもならない。
せめて武装しよう。
できるかぎり毎日メイクしよう。
色恋沙汰がとても私にとって厄介だと感じる理由に気付いた。
嫌わば嫌えというテンションで接することができなくなるからだ。
人から好かれているか嫌われているかは興味なかった。
私が気持ちよければそれでよかった。
ただ、いま私が習得したいものは、人たらしにならないといけない。
人から好かれる技術、嫌われる技術。
それを彼から学んでいて。
人のことを見るようになった。
自分と相手の関係性について考えることで、最近自覚的になった。
私にも嫌われるのが嫌だと思う人がいるということ。
そういう人にどう接すればいいかわからなくなること。
いま欲しい技術を習得することで、目標を達成するだけでなく、
もっと生きやすくなるのかもしれない。
夕方になると憂鬱が襲ってくる。
メンヘラ乙。
昨日は薬飲んだんだけどなー。
全方位不信感なので、完全にもうだめ。
生きててごめんなさいって感じ。
誰も私の生を断罪できないと理性は知っていても。
病院もいきたくないなー。
先生変わっちゃったし。だるい。
薬もうそろ切れるから、行かなきゃだけど。
一息つくと、思考の隙間から忍び寄る。
憂鬱感が。
思考の隙間を埋めるように働くと、具合はどんどん悪くなる。
悪循環。
ゆっくりしたらいいとはわかってる。
でもこの残り少ない20代を何もせず終わることに恐怖を感じる。
これから彼の会社に行って、色々と教えてもらいにいくけど、
すでにもう若干具合悪い。
今日も元気にメンヘラぶりっこ。
2000円どぶに捨てた。
5時間をどぶに捨てた。
もういや。
それだけの無駄で、死にたくなる程度には病んでる。
根強い自己不信と、
彼氏とかいうものの存在に対する不信感。
性別アレルギー。
相手を信用しすぎるから、
相手に期待しすぎるから、
重たいメンヘラ女。
どうせいつも私が悪い。
私が悪うござんした。
そう言っておけば楽なのよ。
何も成し遂げられないなら死んだ方がましだ。
何もかも昨日薬を飲まずに寝てしまった私が悪いのよ。