バス停に行くと、いろんな人間模様がある
大体、私は一番先に列に並ぶ
歩いて来る人を眺めていると、バス停が目的か
ただ通り過ぎるだけか、事前に分かるようになった
これといって特徴はないのだが、分かるのである
女の人は割合ずうずうしい
後から来て、平然と真っ先に乗ったりするが
男性でそんなことをするのは見たことがない
大体バスは遅れてくる
段々と、電線に止まったスズメのように一定方向を見つめることになる
猫を飼っていると驚くことがある
頑固だと言うこと
身軽さも手伝い、爪に頼って、自分がおもうことはーどうしてもやり遂げる
一日が終わって、ご飯の鉢にご飯が残っていたらフードは補充しない
残っていなくても一日の終わりなので、その日は終わりだ
にもかかわらず、お腹が空けば、容赦なく深夜でも未明でも鳴いて、餌を要求する
目的を達成するまで鳴きは辞めようとしない
しつこく、私が起き出すまで鳴いている
爪によって、自由意志を保っている
飼い主であろうと自由に触らせはしない
己の自由を守っているのだ
しかし、愛すべき生き物であることはかわらないのだ