(囚われたはどちらぞ)
話題がないから予測変換晒してみる。
アカウント
いう
薄く
えっ
想う
から
君
下さって
件
こと
晒して
失礼しました
する
世界
空
タイトル
違う
作って
手渡す
と
ない
に
ぬ
ね
のは
は
ひと
二人
変換
ほっと
ません
みる
無理
目
求めて
館
ゆいな
予測
ら
リング
る
レス
郎暉
話題
を
んだ
な行の地味さ異常。
コメレス:夜美吹さんへ
いや無知故の大胆さとかあると思うよ真田さん。ひどい目見るの分かり切ってるから頑張って郎暉が止めてるけど。
それと郎暉の冷静さは慣れから来てる。
同じような状況に何度陥って割って入るか放置か判断してると思ってる!
いっぺん食われた方が収まりいいこともたまにあるらしいよ、ちなみに放置の場合人払いしないといけないから乱入のが楽だなぁとか内心思っている。
※オリキャラ注意
※佐幸前提、あとちょっと注意
※どっかで見たシーンだったりするのは気にしないで下さい
「…あれ」
たまたま通りかかった部屋で佐助と真田さんがキスをしてた。しかも思い切り深いやつ。
ていうか真田さん気付いて。目の前にいるから。明らかに視界に入ってるから。ああ駄目だこのひと(闘争)本能で生きてるんだった。
佐助がちらちらこっちを見て助けを求めてる。何があったんだか知らないけどノリで始めたんだろどーせ、自業自得って言葉知ってる?
(ほっとくわけにいかないからどーにかするけどさー)
溜め息を吐いて手首のリングに触れた。
───ぱんっ
少しだけ強く響くようにして手を叩くと、我に返ったらしい真田さんがばっと後退った。わぁ顔真っ赤。
「さ、さささささ佐助ッ!?
そそ某は一体何を」
「はいはい落ち着いてねー」
近くに水差しがあったから手渡すとあっという間に中が空になった。おいおい。
「ったくさー、詳しいこと聞かないし聞きたくないけどあんまりこーゆーことやっちゃ駄目だよ? 人間ってのは基本的に食欲性欲睡眠欲には勝てないように出来てるんだから」
「せいよ…っ」
「はい黙る。」
横目で睨んだら口を閉じた。よし。
「…まぁ大丈夫だよ、どーにもならなくなる前に俺が(殺してでも)止めてあげるから」
ところで信玄公が呼んでたけど。
と言い終わる前に、「お館様ぁぁぁああああああああああああぁぁぁ…(ドップラー効果)」と真田さんは信玄公のところに走って行った。よく息続くな。
「…なぁ郎暉」
「んん?」
「今不穏な副音声が聞こえた気がするんだけど」
「ああそうだね」
真剣な目の佐助に薄く笑って見せた。
「俺はあのひとのこころをきれいなままにするためなら何だってできる気がするんだ」
おさんどん作ってくるね、と言い置いて、俺は部屋を出た。
※直刃の姉貴のみなわさんを瀬戸内のおくら様のお城に居候させてみた。
ぱちん。
座敷に将棋の駒を盤に置く音が響く。
ぱちん。
ぱちん。
ぱちん。
「……………あ、」
私は駒を拾い上げる手を止めた。
「積んじゃっ、た」
ほう、と毛利さんが声を上げた。
「分かるか」
「ええはいまぁ一応…ていうかえっ嘘いつの間に!?」
ちょっと泣きそうになりながら手を追いかける。いや誰もこのひとに勝てるなんて全く思ってないけどでもこんな手、
「………二十三手目誘導された…!」
「今更気付いても遅い。早うせい、もう一局だ」
「はう…」
将棋をしようと言われたのは、恐らく単なる暇潰しだ。
だから多分この質問にも意味はないのだ。
「水輪」
ぱちん。
「はい」
ぱちん。
「お前は誰が天下を獲ると思う」
かろん。
指先から駒が滑り落ちた。
「…それは、」
「世辞はいらぬ。お前がこの日ノ本の先をどう見るかを聞いているのだ」
毛利さんの目が私に向いていないのは分かっていた。それでも目が合うのが怖くて顔は上げられなかった。
震える手で駒を置いた。ぱちん。
「では、織田をどう見る」
ぱちん。
迷った。答えるべきでないことは分かっている。
弟の顔が浮かんだ。
「───じきに斃れます」
ぱちん。
だって死神の鎌はもう振り上げられているのだ。
「ほう。それから」
ぱちん。
先を促されればもう止まらなかった。
「また荒れます。もう一人の覇者が斃れれば、平定は近い」
ぱちん。
「それまで我が生き残れば、天下は我がものとなるか」
ぱちん。
「無理です」
ぱちん。
「何故」
ぱちん。
「だってこの国は小さいもの」
ぱちん。
「ここは水辺の国、ならば外がどれだけ広いか貴方はご存じでしょう?」
この島国の民が思うより、ここは広くないしこの海も広くない。
ぱちん。
「じきに龍が、食われる」
この国は龍のかたちをしている。
ちっぽけな龍だ。
今に食われてしまう龍だ。
今に消えてしまう龍だ。
そのときはもう間近だ。
「……また積み、ですね」
ふ、と息を吐いたとき、背後の襖が開いて毛利さんが呼ばれた。
残されたあたしは自分を抱きしめて震えた。
(どうしよう)
(どうしよう言ってしまった!)
今の会話だけで何がどれだけ変わっただろう。それさえ分からないのに私は誤魔化しさえ口にできなかった。
(ただ弟に「嘘吐き」と呼ばれたくないがために!)
どうすればいい、どうすればあのひとは死なずに済む。ああでもきっと、あのひとも死ななければならないのだ(そうでなければ未来がズレるから)。
あたしはここの未来を知らない。
どうするのが正しいのか知らない。
(ああなんて、)
(罪深い役立たずな人間!)
ワイルドキャットに入れたのはついこの間だった。
不覚にも泣きそうになった。
「ほらよ」
「ありがと」
カフェオレとマフィンのセットをカウンター越しに受け取って、カフェオレのマグに口を付ける。
「…ヨシュアは?」
「新しい死神幹部達がまた曲者揃いでなー。にこにこしちゃいるがありゃあ相当キてるぞ」
「で、八つ当たりされるわけだ」
「…まぁな」
溜め息を吐いたくたびれた中年オヤジがCATの正体だなんて誰も思わないだろう。
くすりと笑んで、食べ終わったマフィンのトイレに代金を置いた。
「ごちそうさま」
「…今日も行くのか?」
どうせ会えないのに。
言外にそう言われて、それでも羽狛さんに笑顔を返した。
「いいんだ。
ていうか、あいつ実はあそこにいるんじゃないか?」
詰まった羽狛さんを置いて店を出ると、木枯らしが店内に吹き込んだ。
ハチ公前。
待ち合わせの人々で溢れる中、ハチ公の台座にもたれて空を見上げた。
(…今日はいないのかな)
視線が合わない。
白い息を吐いたとき、かちんと音がした気がした。
(あ)
(合った)
気付くと顔が笑っていた。
「あ、笑った」
「…やっぱりあいつわかってやってないか?」
音操の視線の先、ビルの上、笑顔を返す者と溜め息を吐く者、二人。
…見えない邂合。