さぶい。
『心頭滅却すれば火もまた涼し』の対義語を知っていたら教えて下さい。
さて。
つい先日の話。
マヂでさぶい丑三つ時を過ぎた深夜、仕事を終えて帰ろうとしたのだが、身体を温める為に少しばかり遠回りすることを決意。
相棒はこないだ組んだシングルスピードのMTBだ。
時々遠回りに使うこのルートの途中にはゆるぅ〜い登り坂があるんだが、この日もそこを通っていた。
なんのこたぁーないゆるぅ〜い坂なんでいつものように余裕でのんびり走っていたらば。
10メートルくらい前方にこのゆるぅ〜い坂を立ち漕ぎしながら必死で上っていくスポーツ系自転車もどきを発見。
※『もどき』としたのは遠目からも粗悪なパーツで組まれた爆買いとPM2.5で高名なあの国で作られたソレと分かったからだ。
そんなに一生懸命に漕がんでも良かろうにオレなんかサドルにどっかりと尻を据えて走ってるぜ、あ抜いちゃった(笑)
この坂を上ってやがてゆるぅ〜い下りになるんだが、その途中にある赤信号で停車を余儀なくされた。
ほんだら信号が青になるベストなタイミングで必死立ち漕ぎあんちゃんがオレの脇をしれ〜っと抜いて行きやがったと。
しかも下りなのに相変わらず立ち漕ぎしてどこまで必死なん(笑)
まーこんな抜かれ方をしたからといってオレは大人なんでね、いちいちムキになって抜き返そうなんて思わないんですわ。
ゆっくりスタート、下りの惰性にも助けられ漕ぎ漕ぎシャー。
漕ぎ漕ぎシャー。
※『シャー』は漕ぐのを止めて惰性で走ってる様子。
このMTBにも割と良いパーツをチョイスしているんで回転系の抵抗も少なく静粛性も高い
漕ぎ漕ぎシャー。
漕ぎ漕ぎシャー。
あ追い付いちまったい(笑)
まー追い付いたからといってもね、オレは大人なんでわざわざ抜いたりはしない。
あんちゃんの後ろにベタ着け(^w^)
まるで何かから逃げるような立ち漕ぎを続けているあんちゃん。
それを余裕ブッこいて漕ぎ漕ぎシャーでベタ着けのオレ。
も一度述べておくが静粛性が高いオレのMTBがすぐ後ろにぴったり張り付いていることを彼は気付いているのだろうか。
気付いているはず。
オレのMTBから発光点滅しているフラッシングライトがチカチカとあんちゃんの周りを照らしているからなイヤでもオレの存在を認識しているやろうて。
また立ち漕ぎした。
オレをチギろうとしているのかな?
必死で立ち漕ぎしながら上ったキミとのんびり余裕で上ったオレとではどっちが速いかな?
上りで遅かったんなら平坦ましてや下りじゃもっと遅いんじゃね?(笑)
でもオレは抜かない。
あくまでベタ着けそれは真綿で首を絞めるように楽し〜い♪
遠回りするって決めてるし、こーなったら何処までもあんちゃんに着いて行ったれと思ったらシビレたあんちゃんがいきなり横の路地に曲がってもーた。
甘いぜあんちゃんフッフッフ(  ̄▽ ̄)
そこから曲がっても先々でオレとガチ合うぜ。
ここから先はごソーゾーにお任せしますわ(笑)
オレをチギるには200年早かったな。