浜松市内にある県営の集合住宅の住人が部屋に飼い猫40〜50匹を残したまま引っ越していたことが、24日分かった。この元住人とは現在、連絡が取れない状態という。県と浜松市保健所が対応に苦慮している。

県は24日、元住人に代わってほぼ半数の約20匹を市保健所に預けた。残りの猫も市保健所に引き取ってもらう方針で、市と調整している。

県公営住宅課によると、猫が取り残された住宅はペットの飼育を禁止されている。担当者は「これまでも指導してきた。飼い主も『従う』と応じていたが、改善されなかった」と説明する。

21日ごろから、短文投稿サイトのツイッターで情報が広がり、引き取り手を募る書き込みもされている。

市保健所によると、ツイッターの情報などを受け、複数の動物愛護団体から問い合わせがあったという。
担当者は「本来ならこのような状態になる前に飼い主が責任を持って猫の譲渡先を探すべきだった」と話している。
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