男たち 着飾って踊る

女装した漁師らが船上で踊り、海の安全と豊漁を祈る奇祭「大瀬おせまつり」が4日、沼津市の大瀬崎と内浦漁港で行われた。

駿河湾に約1キロ突き出た大瀬崎にある海の守護神「大瀬神社」を、駿河湾の漁業関係者や家族らが大漁旗などで鮮やかに飾った船でお参りする伝統のまつり。

時折晴れ間ものぞく中、20隻が大瀬崎に集結。このうち、豪華に彩られた4隻の「踊り船」には、長襦袢じゅばんにおしろい、ほお紅姿で女装した青年らが乗船。神社のある大瀬崎と、帰港した内浦漁港で扇子を振って「ちゃんちゃらおかし、ちゃらおかし」とはやしながら踊る「勇み踊り」を披露。
内浦漁港では、岸壁に集まった観光客ら約1万6000人から盛んな拍手が送られた。
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