「マスク外して」厚労相が呼びかけ 熱中症リスクが高い夏場の屋外で

6/21(火) 13:54
朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルス対策のマスク着用について、後藤茂之厚労相は21日の閣議後会見で、特に夏場の屋外でのマスク着用は、熱中症のリスクが高まるとして、「近距離で会話する場合を除いて、徒歩や自転車での通勤通学や、散歩やランニング、ラジオ体操といった運動時には、マスクを外していただくようお願いをする」と呼びかけた。

 厚労省は5月、マスクを外してもよい場面について基準をまとめたが、現在もマスクをしている人が多い中で、改めて訴えた。

 後藤氏は会見で、毎年4万〜5万人前後が熱中症で救急搬送され、死亡につながる重篤なケースも発生していると指摘。今年も学校で屋外での運動中に、多くの生徒が救急搬送される事例が発生していることもあり、運動時にマスクを外すことを求めた。