ワクチン接種後の健康被害 見舞金の支給など独自支援を検討 千葉県市川市

11/1(火) 11:45配信
チバテレ

 新型コロナのワクチン接種後に健康被害を訴える人について、千葉県市川市は、診断書の作成や見舞金の支給などを検討していることを明らかにしました。

 市川市によりますと、ワクチンを接種した後、健康被害を訴え、国の救済制度に申請した件数は、市内で27件だということです。

 この制度では、接種した市町村の窓口に申請し、国が給付を認めるかを審査することになっていて、市川市ではこれまでに3件の給付が認められています。

 一方で、申請に必要となる診断書の作成に費用がかかるなどの場合もあることから、市川市は、10月31日の会見で、診断書作成費用への助成や、健康被害への見舞金の支給などを検討していることを明らかにしました。

 実現となれば千葉県内の市町村では初の取り組みだということで、市川市の田中甲市長は、「十分な検証がされたうえで、接種が行われたのかについてはいまだに疑問に残っている。どのような状況になっていくのか、行政も市民のことを見守っていく姿勢が必要だ」と強調しました。

 市川市は、早ければ、12月定例議会での議案提出を目指し、今後、具体的な内容を検討するとしています。